導入 — なぜこの記事を書くのか

はじめまして。独立して7年目になる、ロボット系のエンジニア・技術コンサルタントです。おかげさまで、いまの年間売上は9500万円になりました。

この記事を書こうと思ったのは、最近独立した友人から、続けて相談を受けたのがきっかけです。

「どうやって仕事をもらっているんですか?」

「顧客から無理難題を言われて困っています」

「仕事の単価が低くて、このままではやっていけないかもしれない」

聞きながら、全部むかしの自分だなあと思いました。これから独立する人や、独立したばかりの人なら、たぶんほとんどの方が同じ壁にぶつかると思います。私も同じところで、さんざんもがきました。

いまでこそ9500万円という数字を出せていますが、独立した当初はひどいものでした。自分の傲慢さのせいで預金残高が500円になって、明日の生活も危ういところからのスタートだったんです。

この記事では、「技術があれば稼げる」と勘違いしていた私が、自分の未熟さを思い知らされて、地味で忍耐のいる失敗を繰り返しながら、いまの仕事の考え方にたどり着くまでを書いていきます。

近所のゴミ拾いが数年後に1500万円の仕事に変わった話や、最終面接の当日の朝に届いた一通のメールが独立を続けさせてくれた話、独立6年目に詐欺被害で全財産を失って、たくさんの方に助けていただいた話も出てきます。どれも、私が実際に経験したことです。

不器用で、我慢と忍耐ばかりだった私の失敗談が、いままさに「どうしたらいいかわからない」と悩んでいるあなたの、小さなヒントになればうれしいです。


次の章へ → 第1章 — 預金残高500円。「すべては自責」と気づいたどん底の出発点

目次へ戻る