支援事例

これまでにどのようなご支援をさせていただいたのか、事例を挙げてご紹介いたします。

一覧

事例1熟練者の手作業だったガス容器の交換をロボットに置き換える

装置メーカー様 PM補佐・開発メンバー

当初の状態

大容量ガス容器の交換は、熟練した作業者の手作業でした。これを全面的にロボットに置き換えたいというプロジェクト。ただし社内にロボットの技術者はおらず、開発はSIer様に構想からお願いをしている状況でした。

弊社の役割

PM補佐・開発メンバー
発注する側の技術担当として、プロジェクトに加わりました。SIer様の提案に対して懸念点をお伝えしたり、進め方についてもリスクが少なくなるように提言をするような立ち位置です。

難しかったところ

作業は複数の工程に分かれ、それぞれ技術的な難易度が高いことが特徴でした。容器の扱い方や連結方法には法律も関係しており、ロボットに合わせて現場を変えることが容易ではありません。SIer様に「お任せ」で発注すると、できあがってから「現場では使えない」になる危険がありました。また移動ロボットとロボットアームを統合したシステムとなるため全体システムの構成検討に対してバランス感覚が必要でした。

具体的なご支援内容

  • 工程それぞれについて、実現方式の検討
  • 機構のアイデアを出し(3Dモデルで応力を確かめたものもあります)
  • 要求仕様書をチーム内で一緒に起草し、上長様の了承を得てSIer様へ提出
  • SIer様からの提案書や試作機の報告書の評価
  • ご支援先・SIer様・当社の三者打合せ(SIer様へ月1回の訪問)
  • ご支援先様だけで運用・改善していくための人材確保に関わる業務

その後

現在も、提案と試作機の評価を継続

事例2社内の技術者と特殊なロボットアームを開発する

医療機器メーカー様 開発リーダー補佐・開発メンバー

当初の状態

社内に開発チームはあるものの、ロボットアームの開発は初めてという状況でした。アームの動きを数学的に扱う部分(運動学)を実装できる人が必要でした。

弊社の役割

開発リーダー補佐・開発メンバー
最初は、運動学の実装を担当する開発メンバーとして参画しました。気になる点をリーダーに進言するうちに、システム全体の検討や、技術者とマネージャーの間の橋渡しも担う立ち位置になりました。他のプロジェクトにも呼ばれることもあり、1つのプロジェクトだけでなくご支援先の組織内で認知されるようになりました。

難しかったところ

運動学そのものより、チームの中で技術の話が通りにくいことでした。技術者とマネージャーの間、社内と外部の実装担当者の間で言葉が揃っておらず、それが原因で意思疎通が難しくなることが多々ありました。

具体的なご支援内容

  • ロボットアームの制御システムの実装(運動学、速度・位置の制御、衝突検出機能など)
  • システム全体の構成の検討
  • 操作画面と制御システムの統合
  • 各担当者と分担するための、インターフェース仕様の策定と共有
  • フィジカルAIへの対応案の検討
  • 技術者とマネージャーの間の、技術の話の橋渡し

その後

現在も継続

事例3遠隔操作ロボットのシステムを構想から実装まで

公的研究機関様 PM補佐・開発リーダー補佐・開発メンバー

当初の状態

遠隔操作の特性を評価するための研究用ロボットが必要というプロジェクト。双腕のロボットと移動台車を組み合わせ、離れた場所から操作する構想でした。研究の目的は明確でしたが、どんなシステムにするかは白紙の状態でした。

弊社の役割

PM補佐・開発リーダー補佐・開発メンバー
全体構成の提案から、制御ソフトウェアの実装、契約に必要な書類の作成まで、一貫して担当する立ち位置です。

難しかったところ

研究用なので、評価したい項目に合わせて機能を足していく必要があります。最初から全部を決めることができず、年度ごとに機能を追加しながら、全体の整合性を保つ必要がありました。

具体的なご支援内容

  • 全体のシステム構成の提案
  • 双腕ロボットと移動台車を組み合わせた機体の設計・製作
  • 制御ソフトウェアの開発(マウスや3次元マウスによる操作、モーションキャプチャとの連携)
  • 操作特性の評価に必要な機能の、年度ごとの追加(評価課題の実装、操作の軌跡の解析機能)
  • 契約に必要な仕様書・工程表・検査計画書などの書類一式の作成
  • 成果発表デモンストレーションへの対応

その後

2024年から継続中

事例4複数自律移動ロボットの制御システムを開発チームと一緒に作り込む

製造メーカー様 開発リーダー補佐・開発メンバー

当初の状態

社内に自律移動ロボットの開発チームがあり、自己位置推定と経路計画の性能を上げたいという課題がありました。プロジェクトの前提として、複数のロボットを扱うことが決まっていました。

弊社の役割

開発リーダー補佐・開発メンバー
開発チームの一員として、技術課題の整理から、アルゴリズムの開発と改良までを担当する立ち位置です。

難しかったところ

経路計画のアルゴリズムは、一度実装して終わりではなく、機体の性能に合わせてパラメータを調整する必要があります。うまくいかない場面を見つけては改良する、という繰り返しが必要でした。試行錯誤を繰り返して汎用的な動作をさせる必要がありました。また、複数のロボットが存在する前提で、ロボット同士の衝突回避や複数台の経路計画まで含めて、システムを検討する必要がありました。

具体的なご支援内容

  • 技術課題の整理
  • 複数のロボットが存在する前提でのシステムの検討(ロボット同士の衝突回避、複数台の経路計画)
  • 自己位置推定の調整と改善
  • 経路計画アルゴリズムの実装と改良(数か月にわたる改良)
  • 障害物を避ける範囲の設定(パラメータ)の調整
  • シミュレーション環境の活用による、実機を使わない検証
  • 市販のソフトウェア開発キットの検討と評価

その後

2024年から2025年にかけてご支援

事例5車両の異常な挙動をセンサデータから検出する

車載機器メーカー様 開発リーダー補佐・開発メンバー

当初の状態

車両に取り付けたセンサのデータから、位置や挙動を精度よく推定したいというプロジェクトでした。

弊社の役割

開発リーダー補佐・開発メンバー
センサデータ処理の進め方の検討から、検証まで担当する立ち位置です。

難しかったところ

センサの生データには誤差とノイズが混ざります。どのフィルタを使うか、どう校正するか、どの条件で評価するかを、一つずつ確かめながら決める必要がありました。

具体的なご支援内容

  • センサデータの扱い方と、時系列データ処理の方法の検討
  • データのフィルタリング
  • 拡張カルマンフィルタの適用の検討
  • データの振る舞いを目で確かめるための可視化ツールの開発
  • 校正の試行と検証
  • 直線走行での評価から総合評価まで
  • 付帯する資料の作成

その後

完了

事例6産業用ロボットで部品のハンドリングを自動化する

自動車部品メーカー様 PM補佐・開発リーダー補佐・開発メンバー

当初の状態

部品のハンドリングを産業用ロボットで自動化したいというプロジェクト。どのロボットとどんなハンドを選べば実現できるのかが、まだ見えていない段階でした。またセンサデータを利用してロボットアームをどのように制御したらよいのか分からないという状態で、制御方法をレクチャーすることも必要でした。

弊社の役割

PM補佐・開発リーダー補佐・開発メンバー
自動化の構想づくりから、開発の段取り、実物での検証までを担当する立ち位置です。

難しかったところ

ロボット本体より、部品をつかむハンドの選び方によって技術難易度が大幅に変わるシステムでした。そのため難易度を低く抑える工夫をどのように実施するかが肝でした。

具体的なご支援内容

  • システム構成の見直し
  • 産業用ロボットを使った自動化の構想
  • 真空グリッパの評価とデモ(ご支援先様の工場にて)
  • 作業リストの整理と、開発スケジュールの策定
  • 3Dモデルの作成
  • AIとグリッパに関する技術文献の調査
  • 試行データの取得と評価
  • ご支援先の社員様への技術指導

その後

2023年7月から1年間の支援で完了

経験してきたこと
役割ごとの経験と、画像処理・ロボット制御、模倣学習などのAI、ハードウェア設計の作例。

ご自身の状況に近い事例があれば、初回面談でお聞かせください。